「大岡越前」復活、東山紀之が継承

 少年隊の東山紀之(46)が主演するNHK‐BSプレミアムのスペシャル時代劇「大岡越前」(30日スタート、土曜、後8・00)の初回が完成し、22日、都内で東山らが会見した。

 東山はTBS系で1999年まで29年間放送された人気時代劇シリーズで俳優・加藤剛(75)の当たり役だった大岡越前守忠相を演じる。「必殺仕事人」に続く人気時代劇の主演継承に「光栄なこと。時代劇から学んだこともたくさんある。それを踏襲させていただくのはありがたい」と、神妙に語った。     

 痛快な「大岡裁き」がよみがえる。オファーが届いた際「裁かれる役で出るのかと思った」という東山だが「すばらしい“大岡裁き”を見せられれば」と意気込んだ。

 「大岡越前」は70年から99年まで加藤の主演で放送された。同じ会社が制作を担当し、当時と同じテイストで復活させるにあたり、ポイントとなるのが加藤の後継者の人選だった。プロデューサーらが集まって協議した結果、満場一致で東山へのオファーが決まった。

 東山の時代劇といえばテレビ朝日系「必殺仕事人」で、故・藤田まことさんの後を受けて主演を務めている。時代劇が劣勢と言われる現代において、昭和からの名作を相次いで受け継ぐことに「時代劇は日本にしかないすばらしい文化。それをやられる方がいないのであれば、僕がやっていきたい。それによって刺激を受けた子供たちが、この世界観を受け継いでくれることが大切だと思う」と、文化の伝承という大役も意識している。

 会見では加藤からの手紙も読み上げられ、「新しいキャストで生まれ変わってうれしい。大いに期待している」などとエールが送られた。東山は「加藤さんのイメージを大切にしながら、先輩たちのDNAを自分の中に取りこんで、新しい形にしていけたら」と、新旧の良さを取り入れて魅了するつもりだ。

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