小林幸子50周年 台湾から第一歩

 今年、デビュー50周年を迎える歌手・小林幸子(59)が24日、台湾・竹北市で開催された伝統行事「台湾ランタンフェスティバル 2013」の開幕式典にゲストで登場した。50万人が訪れる台湾全土を挙げての祭典には、馬英九総統を始めとする台湾トップ、海外のVIPらが出席。小林は式典でヒット曲「幸せ」を熱唱し、点灯式にも参加。台湾から華々しく記念イヤーの第一歩を踏み出した。

 20万個のLED電球で彩られたメーンキャラクターの竜が夜空に舞い上がっていった。

 台湾の「春節」最後を飾る「台湾ランタンフェスティバル2013」。台湾全土を挙げたイベントの点灯式に、日本人歌手として初めて招待された小林は、和服姿でステージに登場。馬英九総統ら台湾のトップ、海外のVIPらと並んで、夜空を彩るランタンの祭典を見守った。

 50周年イヤーとなる今年、最初の大仕事が台湾訪問だった。点灯式前には、メーンステージで、自身の楽曲中、台湾で最も人気がある「幸せ」を熱唱し大歓声を浴びた。「ここで歌わせていただけて、感激してます」。笑顔で喜びを口にした。

 「やりたいことをどんどんやっていきたい」。50周年への熱い思いはほとばしる。今年は記念コンサートの開催に加え、50周年にちなみ、全国50カ所を巡るツアーを予定。さらにクラシック音楽とコラボしてのコンサートを本場・オーストリアで計画。7月には自身が出演する台湾映画「世界一のパン工房」も公開となる。

 イベント参加の前には、台北市内の寺院「月下老人」を訪問した。縁結びの寺院として知られる同寺院で、自身も2年前に縁結びを祈願、その年に結婚する御利益があった。その場所を再訪してお礼参りするとともに、50周年の成功も祈願した。

 また22、23日には、3年ぶりとなる台湾でのソロコンサートも開催。紅白歌合戦で使用した豪華衣装で20曲近くを披露し、観客を沸かせた。

 「すばらしいイベントに参加できて、50周年のいいスタートとなりました」と小林は感慨深げ。昨年は事務所内のトラブルで苦しんだが、節目の年を最高の形で滑り出した。

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