昨年１２月５日、５年ぶりに歌手活動を再開した華原朋美（３８）が３日、東京・台場のフジテレビで開催中のイベント「キラキラ　ＷＩＮＴＥＲ　ＬＡＮＤ」でフリーライブを行い「いつかまた出てみたい」と、ＮＨＫ紅白歌合戦への再出場を次の夢に設定した。

　また、今年の抱負として「執念」という言葉を掲げ「振り回してきたいろんな方に恩返しを」と誓った。

　１０年ぶりに夢の舞台へ。ライブを前に、復帰後初めて報道陣の取材に応じた華原は「いつかまた出てみたい。それが夢になりました」と、紅白への強い思いを明かした。

　昨年末の紅白は、家族ですき焼きを食べながら鑑賞していた。オープニングからフィナーレまで逃さず見終えて「またここで歌えたらいいな」とつぶやくと、家族が「頑張ろうよ。次の夢だね」と応じたという。

　華原は９６年に「Ｉ’ｍ　ｐｒｏｕｄ」で初出場してから０３年まで５度、紅白に出場している。最後の出場からは９年が経過し、大きなブランクがあるのは事実だが、先月出演したライブイベントで受けた声援で、大きな勇気を得た。

　「（歌手活動が）５年半もあいていて、私のことなんて絶対忘れられていると思ったけど、皆が立って応援してくれたことがうれしくて泣いてしまいました」。この日のライブでも寒空の中集まった満員１０００人のファンからエールを受けて「Ｉ　ＢＥＬＩＥＶＥ」など全５曲をパワフルな歌声で披露し「この寒い中、皆さんが来てくださったこと、絶対忘れません」と感謝した。

　春ごろには新曲の発売も予定しているという。華原は「（夢に向かう）思いは強く持てた。この１年で、今後の自分が決まっていくと思うので、一生懸命頑張りたい」と意気込み。ヘビのイラストとともに自筆で「執念」と書いた色紙を掲げ「今までいろんな方を振り回してきた。執念を持って、振り回してきた方たちに恩返しをしていきたいです」と誓った。