自民爆勝!小泉進次郎氏MVP!!

支援者から贈られたタイを手に笑顔を見せる小泉進次郎氏=神奈川県横須賀市(撮影・会津智海)
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 第46回衆院選は16日に投票、即日開票された。共同通信社が全国で実施した出口調査で、自民、公明両党の獲得議席は合わせて過半数(241議席)を大幅に上回り、約3年3カ月ぶりに政権を奪還するのが確実な情勢となった。自民党の安倍晋三総裁は26日にも特別国会で再び首相(第96代)に指名され、公明党との連立政権が発足する運びだ。民主党は選挙前の230議席を大幅に減らし惨敗は必至。政府筋は、野田佳彦首相が退陣し、民主党代表も辞任するとの見方を示した。第三極では日本維新の会が選挙前の11議席から増やし、日本未来の党は選挙前の62議席から後退する見通しだ。

 自民党・小泉進次郎党青年局長(31)は、神奈川11区で2度目の当選を果たした。

 開票からわずか3分での当確。8時10分に神奈川・横須賀市内の選挙事務所に姿を見せた進次郎氏は、“速攻劇”を祝う支持者からの喝さいにも、「この3分間を、どう見るか。私の中では、とても長い3分間に感じました」と硬い表情を崩さなかった。

 自民党の「顔」として、2度目の選挙戦となった今回は各地の候補者の応援に全国を駆け回った。12日間で1都1道2府18県、全60カ所を巡るなどMVP級の働きを見せた。父・純一郎元首相(70)譲りの端正な顔立ちと熱いパフォーマンスで、各地で女性を中心に多くの聴衆を集めた。

 選挙戦中は「客寄せパンダと呼ばれたっていい」と自身の立場を受け止めていたが、支持者に向けたあいさつでは、「これだけ地元に帰ることができないのは想定外だった。正直言って不安でした」と本音を漏らした。進次郎氏の表情が崩れ安どの笑顔が見えたのは、支援者手作りのくす玉を開いた瞬間と、地元の漁港関係者から特大のタイが贈られた時だった。

 また、政権復帰への立役者とあって、閣僚抜てきへの声もあるが、進次郎氏は「今回自民党が支持されたのは、民主党があまりにひどすぎたことと、多くの新党が新党に見えなかった結果」と冷静に分析した上で、「(所属する)青年局が、自民党の新しい核となれるように頑張っていきたい」と自身の立場を強調。「青年局が党内の“新党”になる。2期目というより、与党の1期生という気持ちで頑張りたい」と気を引き締めた。

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