前田敦子、映画の祭典の“顔”

 日本の映画の祭典「第25回東京国際映画祭」が20日、東京・六本木ヒルズを主会場に開幕した。

 オープニングのグリーンカーペットには映画祭のアンバサダーを務める元AKB48の前田敦子(21)が登場。「みなさんが集まって下さってすごくうれしかった」と沿道のファンに対して“即席サイン会”を行うなど、広報大使の任務を果たした。映画祭には米国、スペインなど世界各国からのゲストが集結。28日の最終日まで、38の国と地域からコンペティション15本を含む約300本が上映される。

 映画祭の“顔”としての自覚だった。ファンサービスに努めた前田が、沿道の約6000人を盛り上げた。

 恒例のハリウッドスターの姿もない地味なオープニングを華やかに彩った。日本人の女性ゲストで最初にグリーンカーペットに登場。車から降りると、熱い「あっちゃ~ん」コールが起こった。これに応えた前田は、差し出された色紙やパンフレットに思い切り手を伸ばしながら次々サイン。張り切りすぎて後続の「終の信託」(27日公開)の役所広司(56)、草刈民代(47)、周防正行監督(55)に追い抜かれた。

 「こういう機会は初めてだったので、(サインを)書けるだけ書きました。みなさんが集まって下さってすごくうれしかった」。AKB時代から握手会には慣れているが、オープンな場での一般ファンとの交流はなかっただけに“即席サイン会”を目いっぱい楽しんだ。「大人のエレガントを意識した」という黒が基調のドレスで、高いピンヒールをはきこなしながら、終始、無邪気なアイドルスマイルを振りまいた。

 独り立ちしたエースが、大使役を立派にこなした。8月27日にAKBを卒業。環境が激変したものの、「毎日が刺激的でした。単独行動は楽しい」と前向きにとらえている。今回は出演作の出品はなかったが、俳優陣を目の当たりにし、意識がより高まった。「努力をしていって、それが実になるようにしたい」と次回は女優として足跡を残すことを誓っていた。

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