岩下志麻、金本引退「胸がいっぱい」

 阪神タイガースの“アニキ”金本知憲外野手(44)の引退を受け、芸能界の虎党が9日、デイリースポーツに惜別の思いを明かした。

 自宅でテレビ観戦した女優・岩下志麻(71)は「セレモニーを見て胸がいっぱいになりました」と万感の思いを吐露。また、愛息に「虎之助」と命名した品川庄司・庄司智春(36)、金本と会って涙した西田敏行(64)、生き方に共鳴する少年隊の東山紀之(46)、プライベートでも親交のある渡辺謙(52)らがそれぞれの言葉で金本をねぎらい、感謝のメッセージを贈った。  

 試合後のセレモニーで球場を一周する金本の姿を見て「本当に胸がいっぱいでした」と感動のし通しだったという女優・岩下志麻。「球場のファンの方のパネルにもたくさんありましたが、本当に『感動をありがとう』ですね。チームの華でしたし、やっぱりさみしい。近い将来にもう一度縦じまのユニホームを着てほしいです」と感謝とラブコールを送った。

 引退試合を自宅でテレビ観戦するために、午後4時に仕事を切り上げ大急ぎで自宅に戻った。まるで甲子園にいるような気持ちだった。ドキドキしながらの観戦。六回に金本が激走し、本塁で憤死した場面では「普段の試合ではあまり見せない野球少年のような笑顔をされてて“いろいろ苦しかったことから解放されたんだな”ってぐっときました」と目に涙を浮かべた。

 貫いた全力プレーに「まだできそうに見えますよね」と未練もチラリ。アニキの勇姿がもう見られないことにさみしさは隠しきれなかったが「残った選手は金本さんの『託します』という言葉をしっかり受け取ってほしいです。野球に対する姿勢を見習って、もっと鍛えて、もっと強いチームになって下さい」と現役選手の“アニキ魂”継承に期待していた。

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