染五郎が一般病棟へ、大河撮影で復帰か

 8月27日に舞台から転落し重傷を負った歌舞伎俳優の市川染五郎(39)が、入院している都内病院の集中治療室(ICU)から一般病棟へと移ったことを3日、所属事務所と松竹が報道各社にファクスで報告した。新橋演舞場10月公演「芸術祭十月大歌舞伎 七世松本幸四郎追遠」など年内の舞台出演をすべてキャンセルしたが、12月から始まる2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の撮影には、同局によれば、当初の予定通りに参加するという。

 8月30日に右手首骨折の手術を受けた染五郎については、「今は、一日も早い復帰に向けて治療に専念致しておりますが、医師とも相談の結果、全治するまでにはしばらくの期間が必要であるとの結論に至りました」と、国立劇場11月公演「浮世柄比翼稲妻」の休演も発表。

 孝明天皇役で出演する、来年のNHK大河ドラマは、もともと12月から撮影に参加することになっており、同局によると現状では撮影スケジュールに変更はないという。

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