南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代（３３）が１２日、ロンドン五輪ボクシング男子で、日本人としては４８年ぶりに金メダルを獲得した村田諒太選手（２６）＝ミドル級＝を祝福した。

　村田選手とは、ロンドン五輪のリングを目指し、一緒に汗を流した仲。それだけに自身が果たせなかった夢の分まで、熱き声援を送った。金メダル獲得に感動したしずちゃんは自分も再挑戦したいという思いになったようだ。

　ともに練習した村田選手の金メダル。しずちゃんは「スゴすぎます！！あの勝利の瞬間が頭にくっきり焼き付いています。世界一の男ですね。素晴らしいです」と果敢な戦いと勝利に最高の賛辞を贈った。

　早朝からの決勝戦。この日は神奈川県内でのテレビ番組のロケがあったが午前５時前に起床し、自宅でテレビ観戦。勝利の瞬間まで見届けた。

　自身もボクシングの女子ミドル級でロンドンのリングを目指した。昨年７月にはインドネシア・ジャカルタで武者修行。その時、国際試合に日本代表として出場していた村田選手と一緒にトレーニングを行った。しずちゃんは「自分の体に対する細やかさ、ストイックさをとてつもなく感じた」と、村田選手が自分を追い込む姿はが大きな刺激になったことを明かした。

　自身は出場できなかったが、夢を仲間に託していただけに、金メダルの感激はひとしお。しずちゃんは「本当にパワーをいただきました、今後の私の人生、左右されてしまう予感」とボクシング愛と五輪に再挑戦したい思いを吐露。現在、女子ボクシングの五輪出場の年齢制限は３５歳だが、３７歳への引き上げが検討されており、しずちゃんがリオに再挑戦できる可能性も十分だ。