中野美奈子アナ 仕事納めで感無量

 7月いっぱいでフジテレビを退社する中野美奈子アナウンサー(32)が26日、同局のオーディション番組「フジテレビに出たい人TV」のライブイベント「o‐nation」で司会を務め、局アナとして最後の番組収録を行った。

 イベントの最後に提供読みを行い、番組司会を務める、お笑いコンビ・さまぁ~ずの大竹一樹(44)から花束を受け取り、「最高の最後のお仕事ができました」と感無量の表情。イベントの模様は8月13、20日の同番組内で放送される。

 中野アナの10年間の局アナ生活の“締めくくり”は、“初仕事”の提供読みだった。公開収録に集まった1500人の観衆の前で、ゆっくりと丁寧にスポンサーの名前を読み上げ「皆さん、10年間お世話になりました」と、80年の引退コンサートで山口百恵さん(53)が見せたような、マイクをステージの上に置くパフォーマンスを披露した。

 番組のスポンサーを読み上げる提供読みは、同局の新人アナウンサー恒例の初仕事。中野アナも、02年の「FNS27時間テレビ」の提供読みから局アナ人生をスタートさせた。「まさか、こんなに大勢の皆さんの前で提供読みをさせていただけるとは思っていませんでした」と、万感の思いを口にした。

 最後の仕事をこなした中野アナに対し、大竹が花束を贈呈。同期の中村仁美アナ(33)の夫である大竹からのねぎらいに、うっすらと瞳を潤ませ、「同期のダンナさんの大竹さんと、こうして最後にお仕事できるのは、すごくご縁を感じます」と巡り合わせに、感慨深げだった。

 局アナでありながら、CDデビューを果たし、映画にも出演。“看板アナ”の最後の舞台に会場からは「やめないで~!!」などと、別れを惜しむ声も飛んだ。退社後は医師の夫の海外勤務に同行するという中野アナ。終始笑みを絶やさず“仕事納め”をすると、「楽しかったです」と言い残して、華やかなステージを後にした。

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