福田萌維が初優勝 日本人選手今季5人目!2年目20歳ニューヒロインがまた誕生 「こんなに早くできるとは。まだ信じられない」

 6番、ショットを放つ福田萌維
 ツアー初優勝を果たし、トロフィーを手に笑顔の福田萌維
 プレーオフを制してツアー初優勝を果たし、木戸愛(手前)と健闘をたたえ合う福田萌維
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 「女子ゴルフ・ゴルフ5レディース・最終日」(6日、ゴルフ5カントリーみずなみ=パー72)

 首位から出た20歳の福田萌維(めい)=ニトリ=がツアー初優勝を果たした。6バーディー、1ダブルボギーの68で回り、通算15アンダーで並んだ木戸愛とのプレーオフを制した。木戸は2012年のツアー初優勝以来の2勝目はならなかった。1打差の3位は小林光希、高野愛姫、安田祐香、呉佳晏(台湾)だった。

 雨中の決戦を制した。プレーオフ3ホール目。5メートルのバーディーパットを沈めて勝負を決めると、福田萌は満面の笑みを浮かべた。勝利目前の17番、ダブルボギーでスコアを落とすという試練を乗り越え、和歌山県出身者では初のツアー優勝を果たした。

 「こんなに早くできると思っていなかった。まだ信じられない。和歌山県はゴルフ人口が少ないので、これをきっかけに始めてくれる子どもが増えたら、うれしい」

 6バーディーと快調にスコアを伸ばしてトップを快走していたが、落とし穴が待っていた。パー4の17番はラフからの第2打を左の林に入れて「6」をたたき、木戸に追い付かれた。

逆境も焦りなし

 それでも「いつもバック9の3ホールでやらかす」と笑い飛ばし、逆境に直面しても「今日もミスってしまった」と焦りはなかった。崩れなかったのは、準備に裏打ちされた自信があったからだ。普段は大会前の練習は9ホールで終えるものの、今回は実戦に近い経験を積むために2日連続で18ホールを回り「そこで(調子が)良くなった」と打ち明けた。

 プレーオフは2ホール目までパーで粘り、勝利をたぐり寄せた。「もっと緊張するかなと思っていたけど、しっかり準備してきた自分を信じた」と胸を張った。

高校で全国優勝

 小学生の頃に在籍していた少年野球チームの指導者に勧められ、9歳でゴルフを始めた。宮崎・日章学園高では、1年先輩の荒木らとともに全国高校選手権団体優勝の実績を持つ。プロ2年目の今季は6月の下部ツアー、ルートイン上田丸子グランヴィリオでプロ初優勝を果たしたが、そのときもプレーオフ。ここ一番での強さを、この日も見せつけた。

乾杯はジュース

 20歳になったらお酒を飲むつもりだったが「まだ怖いので、今日の乾杯はジュースにします」とういういしさものぞかせた。そして「経験を重ねて、海外でも戦っていきたい」とも言った。日本女子ゴルフ界に将来が楽しみな新星がまた一人、現れた。

 ◆福田萌維(ふくだ・めい)2006年6月18日、和歌山県岩出市出身。9歳でゴルフを始め、宮崎・日章学園高に進み、24年11月のプロテストに合格した。プロ2年目の今季はQT(予選会)ランク54位、リランキング22位でツアーに参戦。6月の下部ツアー、ルートイン上田丸子グランヴィリオで今西さくらとのプレーオフを制してプロ初優勝を果たした。趣味は映画観賞。167センチ、60キロ。

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