小祝さくら「え、ダチョウじゃん」実はタンチョウ 練習Rで遭遇の吉“兆”→首位と1差9位の好発進
「女子ゴルフ・ニトリ・レディース、第1日」(27日、釧路CC鶴居東C=パー72)
午前10時55分から降雨によるコンディション不良のため35分間の中断があったが、全選手がホールアウト。北海道出身の小祝さくら(28)=ニトリ=が、ホステスプロとなる大会で3バーディー、1ボギーの70で首位と1打差の9位発進を決めた。鈴木愛(32)=セールスフォース、内田ことこ(23)=フリー=ら3アンダーの8人が首位に。1991年の東海クラシック雪印レディースと並ぶ過去最多人数での初日トップタイという混戦となった。
ラウンドそのものに、満足はしていない。小祝は前半、13番パー4で1メートル、18番パー5で3メートルのパットを沈めて2バーディー、後半の3番でも7メートルのバーディーパットを決め、3アンダーにまでスコアを伸ばした。しかし「後半になってティーショットが曲がってきて、耐えるゴルフになってしまいました」と振り返る。
というのも、10時を過ぎたあたりから強烈な雨がコースに降り、グリーンに水が浮くホールも出てきた。「5番のティーショットを打つ前に中断になって」と、“水を差される”形に。35分間の中断により「後半の流れをつくれず、8番(3パット)のボギーはもったいなかったです」と、不満顔をのぞかせた。
それでも終わってみれば9位ながら首位とは1打差。悪いスタートではない。
幸運がついているかもしれない。道産子ではあるが、釧路は「初めて」という小祝。2日前、コースでの練習ラウンドを終えて帰りの道中では、目の前に大きな鳥が「4羽」現れて、思わず「え、ダチョウじゃん」と口走ったという。
もちろん、特別天然記念物のタンチョウが道路のそばまで出てきたものだが、なじみのない土地で見るなじみのない生き物に「でかくて、ダチョウかと思いました」と、天然ぶりをさく裂させた。
そこの勘違いはご愛嬌(あいきょう)。タンチョウは長寿のシンボルでもあり、縁起のいい生き物とされる。
ニトリ所属のホステスプロでもあるが「やることは変わらないので」。ひたすらマイペースを崩さないところが強みでもある。
「ティーショットと、パターがかみ合うように、ちょっと修正したいですね」と、昨年の明治安田レディース以来の13勝目に向け、“らしさ”全開で大会と、北海道を盛り上げていく。
◆小祝さくら(こいわい・さくら)1998年4月15日、北海道北広島市出身。8歳の時に母がレッスンを受け始めたのを見てゴルフを始める。中学入学前にはプロへの道を決め、高校は通信制の飛鳥未来高に。2014年の北海道ジュニア&北海道女子アマなどで優勝。17年にプロテスト合格。国内ツアー12勝。24年12月に男子の桂川有人と結婚。158センチ、58キロ。
