平本世中 驚異の32アンダー!涙のツアー初制覇 愛妻と歓喜の抱擁「家族の顔が浮かんでぐっときちゃった」
「男子ゴルフ・ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント・最終日」(23日、草津CC=パー72)
平本世中(せじゅん、26)=フリー=が7バーディー、1ボギーの66をマークし、通算32アンダーでツアー初優勝を果たした。日本ツアー機構に記録が残る1985年以降で、72ホールの最多アンダーパーと最少ストローク記録に並んだ。昨年大会覇者の比嘉一貴(31)=フリー=が3打差の2位だった。
最終18番で6メートルのウイニングパットを沈めると自然と涙があふれ出た。初勝利を完全優勝で飾るのはツアーで5年ぶりの快挙。通算32アンダーで伸ばし合いを制した平本は「泣かないと思っていたけど、最初に家族の顔が浮かんでぐっときちゃった」と感慨に浸った。
通算8勝を誇る同組の比嘉に2度追い付かれながら、崩れなかった。パー4の11番で第2打を2メートルにつけてバーディーとすると、ボギーだった比嘉に2打差をつけて流れを引き寄せた。「最後は優勝を意識して緊張したけど、自分のゴルフができた」と誇った。
昨年12月に年上の未樹さんと結婚。生活面のサポートに加えて「おおらかさや人を許す心。大人だなって感じる」と、尊敬できる身近な存在を得た。仕事を休んで駆けつけた妻と抱き合い、喜びを分かち合った。
両親から「世界の中心で活躍できるように」との願いを込めて「世中」と命名された。優勝会見では普段の冷静さを取り戻し「すごくいい名前をもらった。これからも自分のベストを尽くせたらいいなと思う」と、さらなる飛躍を期した。
◆平本世中(ひらもと・せじゅん)1999年11月4日、相模原市出身。2歳のときにゴルフを始め、厚木北高から専大に進学した。2021年にプロに転向した。今大会前の最高成績は2023年日本オープン選手権、24年バイ・ザ・プレーヤーズ、今年の中日クラウンズの3位。24年にサンドセーブ率(グリーンサイドのバンカーに入ってから2打かそれより少ない打数でカップインする率)1位に輝いた。176センチ、75キロ。
