読書家の河本結が状況を“読み”切ってV圏内
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第3日」(9日、茨城GC西C=パー72)
全選手がオーバーパーという荒天の条件下、河本結(27)=RICOH=が2バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの76、通算3オーバーになりながらも、首位とは1打差の2位と、優勝圏内に踏みとどまった。
一日を通して、強風が吹き荒れた。クラブの距離、左右にどれほど流れるか、のジャッジが極端に難しくなる。加えて、ただでさえ小さく、固く、速いグリーンがさらに乾いてスピードを増す。止めることも難しければ、乗ってからも一切、気を抜くことができない。
その状況下で、河本のティーショットはフェアウエーを捉え、パーオンを逃しても大けがのない場所から、アプローチで拾っていく。
4番も、手前カラーから“OK”に寄せてのパー。5番パー5は2打目をグリーン左のセミラフ。そこから上1メートルのアプローチで、初バーディーを奪った。
読書家だ。昨年は「月に5冊」をノルマとし、年間60冊を読破。ビジネス書、小説などジャンルを問わず、知識を貪欲に取り込む。今年は「ノルマを決めず」、さらに多くの知識を入れたい。そのために、今読んでいるのは「速読のやり方についての本です」とはにかむ。速く読めれば、さらに多く読める。
これも、ゴルフに生かした。めまぐるしく激変するコース状況を瞬時に、的確に“読み”切った河本。その上で、頭を使うのは「普段と変わらない」とし、メカニカルでは「力を抜くこと」に注力。「ストレスは多かった」というが、そこを最小限にとどめたことで、優勝圏内に身を置くことができた。
「久しぶりにワクワク」という最終日が待つ。優勝争いより、「どう攻略するかのワクワク」という。知識、判断力、技術を総動員して、メジャータイトルに挑む。
