仲村果乃がツアー初V 3打差4位から逆転!初めてとは思えぬ落ち着き 目指すは師匠・吉川なよ子超え「30勝」

 通算14アンダーでツアー初優勝を果たし、ポーズをとる仲村果乃(撮影・武藤健一)
 トロフィーにキスをする仲村果乃
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 「女子ゴルフ・樋口久子・三菱電機レディース・最終日」(2日、武蔵丘GC=パー72)

 首位と3打差の4位から出た24歳の仲村果乃(Plenus)が7バーディー、1ボギーの66と伸ばして逆転し、通算14アンダーでツアー初優勝を果たした。2打差2位は河本結、阿部未悠、呉佳晏(台湾)。ポイントランキング首位の佐久間朱莉は7位で、67の渋野日向子は通算8アンダーの13位だった。

 まるで何度も優勝を経験している選手のような落ち着きぶりだった。2位と1打差の首位で迎えた18番パー5。仲村は構えたらすぐに打ついつも通りのルーティンで2打目までこなし、フェアウエーからの3打目も緊張したそぶりもなくスイングした。ピンの根元へつけると、1メートルのウイニングパットも平然と入れた。

 ツアーに同行している母洋子さん(50)は「家でも、ずっとマイペースなんです」と証言する。今季は2度の2位を含め、トップ10が6度。初のシード権もほぼ当確で「絶対優勝するぞ、という気持ちはなかったようです」という。

 師匠は国内通算29勝で、同じ関西在住の吉川なよ子。前週の予選落ち後もスイングのトップポジションが深くなり過ぎていると思い、レッスンを受けた。半分くらいの位置までしか上げない感覚にしたところ、ショットが劇的に改善した。

 「先生からは大丈夫と言われた。その一言で優勝できた」

 師匠には奈良育英高1年時から指導を受け、2度目のプロテストに失敗して大泣きした時は「死ぬわけじゃないから」と励まされた。ふだんはLINEで連絡し合う。1日はプレーのことではなく「ウエアがすっきりしていてよかった」と連絡が来た。

 優勝が決まった後は、さすがに直接報告したくて電話をかけた。「先生は泣いて喜んでくれた。私もちょっと泣いた」。目標は「先生の勝利数を超えること。とりあえず30ですね」と、またも平然と大きな数字を掲げた。まずは6日からの次戦。2勝目を懸け、自宅近くの大津市で行われるTOTOジャパンクラシックに凱旋(がいせん)する。

 ◇仲村果乃(なかむら・かの)2001年7月3日、京都市出身。11歳でゴルフを始めた。龍谷大在学中の22年に4度目のプロテストで合格、その後に中退。今季はQT(予選会)ランク30位でツアーに出場している。ほかのスポーツ歴はバレエと空手。162センチ、58キロ。

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