原英莉花 上々3打差16位発進 今季国内初参戦!魅せた飛ばし屋の力 第1打前からギャラリー大歓声「うれしかった」

 7番、ティーショットを放ち、笑顔で移動する原英莉花(撮影・野村和宏)
 3番、ティーショットの狙いを定める原英莉花
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 「女子ゴルフ・スタンレー・レディースホンダ・第1日」(10日、東名CC=パー72)

 今季国内ツアー初出場の原英莉花(26)=NIPPON EXPRESSホールディングス=は5バーディー、1ボギーの68で回り、首位と3打差の16位につけた。今年3月以来の国内戦で、米ツアーのポイントランク102位と苦しむ渋野日向子(26)=サントリー=は3バーディー、ボギーなしの69で28位。河本結(27)=RICOH=ら5人が65で首位に並んだ。

 米下部ツアーで年間ランク5位に入り、来年の米女子ツアー出場権を手にした原の凱旋ラウンドだ。大ギャラリーに迎えられた1番ティーイングエリア。拍手とともに「おかえりー」「(昇格)おめでとうー」の声が飛んだ。「朝から、打ってもいないのに歓迎してもらってうれしかった」と笑みを浮かべた。

 それだけに、68というスコアには「もっと期待してくれていたんじゃないかな」と満足度は高くない。「まあ、初日だからよしとしよう。18番最後、(バーディーを)取ったから許して」と笑顔で“懇願”した。

 腰痛もあった昨年と比べると、飛距離は30ヤード伸びたという飛ばし屋らしく、四つのパー5のうち三つでバーディーを奪った。8番の485ヤードは、ティーショットを残り180ヤード余りにまでかっ飛ばし、2打目で6番アイアンを使うなど、魅力を存分に発揮した。

 8日夜に帰国というハードスケジュールだったが、前夜は「絶対、ウナギ」とデリバリー。「ちょっと食べて、寝落ちしてしまった」と、栄養、休養十分のコンディションで国内初参戦を迎えることができ「(ウナギが名産の)静岡に感謝です」と笑った。

 朝の練習では「飛距離も、曲げ方にも手応えがあった」というからこそ、5バーディーには満足できなかった。調子も、コンディションもいい。かみ合えばとてつもない爆発が期待できそうだ。

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