15歳・広吉優梨菜 大会2人目快挙ならず 収穫のローアマ3位「とてもいい経験になりました」
「女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・最終日」(5日、チェリーヒルズGC=パー72)
首位から出た堀琴音(29)=ダイセル=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算19アンダーで国内メジャー初優勝を果たした。3年ぶりのツアー通算3勝目。2016年のこの大会で、畑岡奈紗に1打差で敗れた悔しさを晴らした。2打差の2位は65で回った佐久間朱莉(22)=大東建託。畑岡以来、大会2人目のアマチュア優勝を目指した15歳の広吉優梨菜(福岡第一高1年)は通算15アンダーの3位でローアマチュアに輝いた。
広吉は2016年の畑岡に続く大会2人目のアマチュア優勝はならなかった。最終日最終組の緊張感の中、1番で7メートルのバーディーパットを沈めて堀に並んだが、その後は前日までピンに絡んでいたショットが不調で、6番と10番でボギーをたたいて優勝争いから脱落した。
「最後までショットが修正できなかった。苦しい1日になりました」。それでも最終18番は4メートルのバーディーパットを沈めて大歓声を浴び「最後に取れて気持ち良かった」と笑顔。堂々の3位でローアマに輝いた。
大会直前に出場が決まり「最初は予選を通れればいいと思っていたけど、こういういい位置で回れて優勝も一番間近で見られた。とてもいい経験になりました」と多くの収穫を手にした。
今後はツアーのマンデー予選にも挑戦する予定。「自分の目指すところがはっきり分かった」と語った15歳。「日本女子オープン優勝」の大きな目標を胸に腕を磨いていく。





