幡地隆寛 10バーディーで自己ベスト首位タイ 名手ケプカのスイング動画で開眼 節目のVへ「攻めていく」
「男子ゴルフ・ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント・第3日」(23日、ブルックスCC=パー72)
ツアー2勝の幡地隆寛(32)=フリー=が62をマークし、65だった未勝利の大岩龍一(27)=フリー=とともに通算18アンダーで首位に並んだ。ともにボギーなしで幡地は10バーディー、大岩は1イーグル、5バーディーを奪った。1打差の3位に金子駆大と出水田大二郎。前日トップの小平智は通算15アンダーで8位に後退。石川遼は11アンダーで28位となった。
幡地がともに自己ベストとなる10バーディー、62をマーク。24位から一気に首位に並び、188センチ、98キロの体をさらに大きく見せた。開始前にメジャーも制した名手ブルックス・ケプカ(米国)のスイング動画を見て「これだと思った」と開眼。ショットの際に右足を踏ん張るイメージをつかみ、好スコアにつなげた。
1番で1メートルにつけるなど前半で5バーディー。11番も伸ばし、14番からは4連続バーディー。15番は8メートルと長いパットを沈め、パー5の17番は飛ばし屋らしく2オン2パットで決めた。
2015年にプロ転向し、翌年のツアーデビューから10年の区切りを迎える。昨年は初優勝を含む2勝を挙げ、今年は思い切ってスイング改造に着手した。ただ、自分のゴルフが分からなくなり、今季は10戦を終えて予選落ちが6度。獲得賞金はまだ45万円あまりと低調のため、今大会の高額優勝賞金は「非常に魅力」と話す。
前週は背中痛で途中棄権したが、今回は体調万全。最終日は「スイッチを入れて攻めていく」と目を輝かせた。



