桜井心那 「百点」首位発進!ツアー7勝の大先輩・吉田弓美子にキャディー依頼「笑わせてもらっている」

 ホールアウトし、キャディーの吉田弓美子(左)とタッチを交わす
 12番でティーショットを放つ桜井心那
2枚

 「女子ゴルフ・CATレディース・第1日」(22日、大箱根CC=パー72)

 ツアー通算4勝の桜井心那(21)=ニトリ=が1イーグル、7バーディー、2ボギーの65をマークし、鈴木愛、入谷響とともに首位発進した。2打差の4位に吉本ここねら4人がつけ、さらに1打差の8位に都玲華らが続いた。今季初めてのレギュラーツアーに推薦出場した浅井咲希は、79で103位と大きく出遅れた。

 これほどの笑みを浮かべたのは、いつ以来だろう。桜井が今季初の首位発進。1イーグルに7バーディー(2ボギー)を重ねて、65をマークした。21歳の実力者は「百点。ミスも全然あったが、スコアをまとめることが大事なので楽しかった」と実感を込めた。

 スーパーショットで勢いに乗った。パー5の1番。残り240ヤードの第2打を3番ウッドでピンそば50センチに。イーグルで最高のスタートを決めた。8番からはショットとパットがかみ合い、4連続バーディー。最後も2連続で沈め、持ち前の攻撃的なゴルフでスコアを伸ばした。

 先輩の力も大きな支えとなっている。通算7勝で38歳の吉田弓美子が今大会はキャディーを務める。以前に同組で回ったのを機に意気投合し、今では毎年ディズニーランドに行く仲。昨オフ、一緒に食事に行った際、桜井が何げなく「やってくれます?」と話を向けると、二つ返事でOKしてくれた。「弓美子さんはポジティブ。終始笑わせてもらっている」。ミスをしても励まされ、前向きにプレーを続けることができた。

 当時19歳だった2シーズン前に初優勝を含む4勝を挙げた。宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目となる10代での4勝をマークした逸材も、以降は勝利がなく、今季は予選落ちが8回。年齢の近い岩井姉妹や山下美夢有が海外で活躍するのも、大きな刺激になっている。

 「すごい。まじ尊敬。かっこいい。でも、自分も優勝に値するだけの練習はしてきたし、きっかけがあれば(勝利まで)行けると思う」。狙うは2023年10月の富士通レディース以来、約2年ぶりの優勝。国内での復活Vで追いかける。

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