13歳・福井誠ノ介 あるぞ!ツアー最年少予選突破 堂々68!55位発進「何とかプロについていこうと」
「男子ゴルフ・ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント・第1日」(14日、御前水GC=パー72)
13歳のアマチュア、福井誠ノ介=愛知・春木中=が68で55位となった。27歳でツアー未勝利の小斉平優和=フリー=が10バーディー、ボギーなしで62をマークして単独首位に立った。2週前に続く2大会連続優勝を狙う池村寛世、今平周吾らが1打差の2位につけた。永野竜太郎、米沢蓮ら6人がさらに1打差の5位で追う。
大人のプロに交ざって、堂々とラウンドした。予選突破ならツアー史上最年少となる13歳のアマチュア、福井が5バーディー、1ボギーの68で55位発進。愛知県内の公立中に通い、夏休みの宿題に追われる1年生は「緊張というよりワクワクした。何とかプロについていこうと思ってたらこういう結果になった」と初々しく答えた。
身長155センチ、55キロでドライバー飛距離は約260ヤード。インスタートの18番(パー5)はあえて2オンを狙わず、残り65ヤードからの第3打をピンそば2メートルにつけてバーディー。マネジメントも思うように決まり「2オンを狙ってミスしたらバーディーが難しくなる場面」と振り返った。
12歳で最年少出場を果たした昨年10月以来のツアーで身長は当時より8~9センチ伸びた。成長にクラブが追い付かず「シャフト選びが難しい」と多い時には週に2、3度工房に通ったという。
キャディーを務める父の誠之さんは「13歳で夢を決めてしまうのはどうかな」と将来をまだ限定しないようにしている。だが、本人は「目標は海外の四大メジャーと五輪制覇。スイングもコンパクトにして米ツアーで通用するようにしたい」とゴルフに大志を抱いている。
◇福井誠ノ介(ふくい・せいのすけ)2012年7月28日生まれの13歳。愛知県出身。3歳の時に家族と行った男子トーナメント観戦でゴルフにハマる。5歳で最年少世界ジュニア日本代表に。2021世界ジュニアゴルフ選手権 男子U7~8の部優勝、2023世界ジュニアゴルフ選手権 男子U9~10の部優勝。沖縄オープン2024に最年少出場で54位。155センチ、55キロ。





