松山英樹 初日97位→猛追16位フィニッシュ 最終日に66マーク「ベストは尽くした」
「男子ゴルフ・全英オープン選手権・最終日」(20日、ロイヤルポートラッシュGC=パー71)
34位から出た松山英樹(33)=LEXUS=は66をマークし、通算7アンダーで日本勢最高の16位となった。スコッティ・シェフラー(米国)が68で回り、17アンダーで初優勝した。メジャーは今年の全米プロ選手権以来で4勝目。ツアーは通算17勝目となった。金谷拓実は70で回り、2アンダーで40位。河本力は68で4オーバーの63位だった。
猛チャージで地力を示した。全英オープンでは珍しい穏やかな天候の中、7バーディー(2ボギー)を奪った松山は順位を一気に上げた。初日97位から16位まで巻き返し「ベストは尽くした」と短い言葉で総括した。
高精度の寄せが光った。パー5の2番は起伏を読み切り、グリーン左からの第3打を約1メートルにつけてバーディー。「今週はずっとアプローチが悪かった。一つ寄ってくれて他の難しいところでもうまく寄せられた」。ショットとパットがかみ合い、9~12番は4連続でスコアを伸ばした。
15番で約7メートルのバーディーパットを沈めると、リーダーボードも見た。「もったいなかった」と悔やんだのは直後の16番(パー3)だ。第1打でグリーンを捉えられずボギー。10位に2打足りなかった。
今季は開幕戦での優勝後、苦戦が続いた。メジャー最終戦を終え「(ツアーで)トップ10にも入れていない。優勝争いし、そういうところでプレーできるように頑張りたい」と残り試合に目を向けた。




