高橋彩華が単独首位 2度目の全英切符“一本釣り”へノーボギー 最終組は昨年以来、6位までに黄金世代3人のし烈争いへ闘志

 「女子ゴルフ・宮里藍サントリー・レディース・第3日」(14日、六甲国際GC=パー72)

 首位と2打差の4位からスタートした高橋彩華(26)=フリー=が荒天の中5バーディー、ノーボギーの67とスコアをまとめ、通算14アンダーの単独首位に立った。2打差の2位には河本結(26)=RICOH、神谷そら(22)=郵船ロジスティクス=ら4人が並んだ。

 “大魚”がいよいよ視界に入ってきた。高橋は前半1番パー5で2メートルのバーディーパットを沈めて波に乗り、3バーディーで折り返し。ハーフターン後は「嵐みたいでした。アゲンストとフォロオーが入れ替わって読みづらかった」と振り返る天候にも負けず、さらに2バーディー。しかもノーボギーの安定感だ。

 「最悪の事態を避けながら」チャンスをものにしていった。今大会2位以内に権利が与えられるAIG全英女子オープンに「絶対行きたい」と言うだけに、強風も「キャディーさんと『全英の練習みたいだね』と話してました」と、むしろ楽しむ余裕すら感じさせた。

 今季は高橋らしく上位で戦う試合が多いものの、故郷・新潟で行われた前週のヨネックス・レディースで2度目の予選落ち。「悲しかった」と落ち込んだが、プレーできなかった日曜日には地元で幼少からの趣味という船釣りをして気を紛らせた。釣果は「人生で一番大きいキスが釣れました!」と、こちらはしっかりと結果を残した。

 最終日を首位で迎えるのは昨年の富士通レディース以来となる。優勝すれば22年のフジサンケイ・レディース以来。6位までに河本結、小祝さくらと3人の黄金世代が顔をそろえた決戦の日。2度目となる全英出場に向け、高橋が船をこぎ出す。

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