西郷真央 メジャー連勝いける!暫定首位浮上 ボギー後も切り替え高まる集中力で好機量産「自分が納得いくプレーを」

 「米女子ゴルフ・全米女子オープン・第2日」(30日、エリンヒルズGC=パー72)

 日没サスペンデッドで一部の選手が競技を終えられなかった。順位は暫定。西郷真央(23)=島津製作所=が7バーディー、1ボギーの66をマークし、通算8アンダーで単独首位に立った。69で回った渋野日向子らが3打差の2位につけた。首位から出た竹田麗央は73とスコアを落とし、3アンダーの12位に後退した。73の岩井千怜は2アンダーの19位。2年連続3度目の優勝を狙う笹生優花は2オーバーで62位となった。

 メジャー覇者が実力を見せつけた。4月のシェブロン選手権に続いてメジャー制覇を狙う西郷が、通算8アンダーまで伸ばした。ボギーをたたいても自信は揺らがず「ティーショットが比較的、許容範囲にいってくれたのが良かった」と笑みをこぼした。

 インスタートの11、12番で連続バーディーと上々の滑り出し。パー5の14番は、グリーン手前からの第3打がワンバウンドしてピンに当たってはね返り、傾斜を転がって無情にもバンカーへ入った。この日唯一のボギーとなったものの「納得いくショットが打てた。そこは評価できる」と受け止め、ショックを引きずらなかった。

 心身の充実を感じさせる切り替えの早さで、ここからさらに好機を量産した。18番からは3連続でスコアを伸ばし、パー5の7番は3打目をピンに絡めて7個目のバーディーを奪った。フェアウエーを外したのが3ホール、グリーン上は24パットと安定感は際立っており「一打一打、気持ちをしっかりリセットすることがメジャーでは特に重要」と実感を込めた。

 今大会前は休養期間を設け、メジャー2連勝に照準を定めてきた。追われる立場で臨む残り2日間に向け「人のことは気にしない。自分が納得いったプレーができればいい」と集中力を高めた。頂点をはっきりと捉え、再び世界にその名をとどろかせる。

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