前日涙の都玲華 予選落ちも笑顔で次戦へ 泣きすぎて「喉が渇いた」「鳥肌が立つような感覚をもっと味わいたい」
「女子ゴルフ・リゾートトラスト・レディース・第2日」(30日、グランディ鳴門GC36=パー72)
人気ルーキーの都玲華(21)=大東建託=は前日、地元徳島のファンの前で79と大きく崩れ、泣きすぎて「喉が渇いた」というほど涙に暮れたが、この日は違った。
結果はこの日1オーバー、通算8オーバーでの予選落ちだったが「4回もあった」という3パットの反省もあり、前日のホールアウト後、長時間を練習グリーンで過ごした。
傾斜の読みなど技術に向き合うと同時に、「ミスしたらやだな」という思いから、腹を決めずに打った結果「難しい方に行っていた」と反省。この日は結果にかかわらず「しっかり(打つ方向を)決め切ってから打つようにした」と、コースで体現した。
インスタート前半には2つのバーディー。18番ではグリーン左から、馬の背の頂上付近にあるカップを狙うという、難易度の高いアプローチを“OK”の距離に寄せてパーを拾い、グリーンを囲む大勢のファンの歓声を浴びた。
「ああいうプレーをして、皆さんに楽しんでいただいて、私も鳥肌が立つような感覚を、もっと味わいたい」と都。
折り返しの1番では、ティーショットが左からの風にあおられ、右の谷へ。救済を受けられないポジションに止まったこともあり、ここをダブルボギーとしたが、都は「右に出たけど、コース内にはあるかな、と。あそこまでになるとは1ミリも思いませんでした。でも、その風のジャッジを他のプロや、プロキャディーさんならできるはず。まだまだですよね」と自身の糧とした。
ラインの読み、マネジメントなど「練習して、吸収して」というたくさんの課題もあった。また「ドライバーは2日間、しっかり振り切れた」という手応えも得た。
次週のヨネックスレディースも「しっかり練習して臨みたい」とし、何より「いつになるか分からないですが、次に地元で試合がある時にはこうならないように、いいプレーができるように頑張っていきたい」と前を向いた。



