生源寺 8打差6位から首位タイ 開幕戦に続き戴冠王手「ショットの質上がっている」成長実感

 「男子ゴルフ・日本プロ選手権・第3日」(24日、三甲GC谷汲C=パー72)

 今季開幕戦を制した生源寺(しょうげんじ)龍憲(27)=フリー=が6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、ショーン・ノリス(南アフリカ)と通算12アンダーの204で首位に並んだ。ノリスは2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75だった。細野勇策が1打差の3位で追い、堀川未来夢がさらに1打差の4位。前回優勝の杉浦悠太ら3選手が通算9アンダーの5位で並んだ。

 雨の中、首位の背中がみるみる近づいた。8打差の6位で出た生源寺は前後半で三つずつバーディーを奪い「少しでも追いかけて重圧をかけたいと思っていた」。競技終了後にはノリスの規則違反が判明し、2罰打で一気に並んだ。

 パー5の1番でいきなり危機を迎えた。1打目を右に曲げ、木々の間を狙った2打目は木に当たって隣のホールへ。だが、第3打で残り220ヤードほどからパーセーブし、その後も1ボギーと耐えた。「よく我慢できた」と流れを呼び込み、パー3の17番で1打目をピンそばにぴたり。18番は2・5メートルを沈めて連続バーディーで締めた。

 今季は開幕戦でツアー初優勝を果たし、その後も全て6位以内。オーバーパーのラウンドは1度という抜群の安定感だ。「ショットの質も上がっているし、フィジカルも強くなっている」と成長を実感する。

 ただし、開幕戦の勝利は最終日が悪天候で中止になってのもの。「4日間やって優勝すれば実感もあるだろうし、ちゃんと勝ちたい」と、ビッグタイトルを見据えた。

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