不倫報道キャディーにJLPGA厳罰処分 9年間ツアー立ち入り禁止 川崎春花、阿部未悠、小林夢果には厳重注意、新人セミナー受講

 栗永遼氏
 (左から)川崎春花、阿部未悠、小林夢果
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 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は20日、3月に「週刊文春」でキャディーと3選手の不倫問題が報じられた件に関して、19日の懲戒諮問委員会と理事会で処分を決定したと発表した。キャディーの栗永遼氏には、国内の女子ツアーや関連イベントへの9年間の立ち入り禁止処分とした。川崎春花、阿部未悠、小林夢果には厳重注意と、本年度の新人セミナー1日目から3日目までの受講義務を課した。

 栗永氏については、同協会の秩序に与える影響が大きいことなどを理由に、JLPGA会員の配偶者でありながら、JLPGAの他の複数の若年会員に対して積極的に働きかけたことにより引き起こされたこと、酌むべき事情が特にないと判断された。

 3選手については、積極的に引き起こしたわけではなく、真摯(しんし)に反省していることや、スポンサー契約を解消されるなど社会的制裁を受けていること。また、川崎は本年度JLPGAツアー5試合への出場を自粛し、小林は2024年度JLPGAツアー4試合への出場自粛など、総合的に判断した。

 また、関係者の対応にあたった福本佳世理事は、責任のある行動を取らなければならなかったとしてけん責処分とした。再発防止策として、選手、キャディー、理事らにコンプライアンス研修を実施。大会に関するトラブルの相談、支援体制を強化するとした。

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