JLPGA 不倫問題のキャディーに厳罰 9年間のツアー立ち入り禁止「若年の会員に積極的に働きかけ引き起こされた」「酌むべき事情が特にない」【3選手とキャディーの処分詳細】

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は20日、前日に懲戒諮問委員会と理事会を開催し、川崎春花、阿部未悠、小林夢果の3選手に対して厳重注意と今年度に開催される新人セミナー第1日目から第3日目の受講を義務づけたと発表した。

 3選手は3月の週刊誌報道で栗永遼キャディーとの不倫が報じられた。また、栗永キャディーには9年間のJLPGAツアー競技又は弊協会に関連するイベント等の会場への立ち入りの禁止処分が課された。

 各選手と栗永キャディーに対する処分と理由は次の通り。

 (1)川崎春花 厳重注意

 理由 上記措置はJLPGAツアーはシード権等一定の出場資格を有する者同士が年間を通じて競い合うものであり、出場資格を有する者同士の紛争は一般的な団体に比べ、弊協会の秩序に与える影響が大きいが、川崎春花会員において、本件を積極的に引き起こしたのではないこと、真摯に反省していること、2025年度JLPGAツアー競技5試合への出場を自粛したこと、スポンサー契約を解消される等社会的制裁を受けていること、現在22歳と若年であり可塑性があることなどの諸事情を総合考慮したものです。

 (2)阿部未悠 厳重注意

 理由 上記措置はJLPGAツアーはシード権等一定の出場資格を有する者同士が年間を通じて競い合うものであり、出場資格を有する者同士の紛争は一般的な団体に比べ、弊協会の秩序に与える影響が大きいが、阿部未悠会員において、本件を積極的に引き起こしたのではないこと、真摯に反省していること、スポンサー契約を解消される等社会的制裁を受けていること、現在24歳と若年であり可塑性があることなどの諸事情を総合考慮したものです。

 (3)小林夢果 厳重注意

 理由 上記措置はJLPGAツアーはシード権等一定の出場資格を有する者同士が年間を通じて競い合うものであり、出場資格を有する者同士の紛争は一般的な団体に比べ、弊協会の秩序に与える影響が大きいが、小林夢果会員において、本件を積極的に引き起こしたのではないこと、真摯に反省していること、2024年度JLPGAツアー競技4試合への出場を自粛したこと、スポンサー契約を解消される等社会的制裁を受けていること、現在21歳と若年であり可塑性があることなどの諸事情を総合考慮したものです。

 (4)栗永遼氏 9年間のJLPGAツアー競技又は弊協会に関連するイベント等の会場への立ち入りの禁止処分

 理由 上記措置はJLPGAツアーはシード権等一定の出場資格を有する者同士が年間を通じて競い合うものであり、出場資格を有する者同士の紛争は一般的な団体に比べ、弊協会の秩序に与える影響が大きいこと、本件は栗永遼氏が、弊協会の会員の配偶者でありながら、弊協会の他の複数の若年の会員に対して積極的に働きかけたことにより引き起こされたこと、酌むべき事情が特にないことなどの諸事情をを総合考慮したものです。

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