金子駆大が初優勝 2打差16番で劇的イーグル! 仲の良いプロや母の姿に感涙「あんなにたくさん待ってくれて」

 プロ初優勝を果たした金子駆大
 通算15アンダーでツアー初優勝を決め、ガッツポーズの金子駆大
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 「男子ゴルフ・関西オープン選手権・最終日」(18日、日野GC=パー70)

 首位で出た金子駆大(こうた、22)=NTPホールディングス=が1イーグル、3バーディー、2ボギーの67で回り、通算15アンダーでツアー初優勝を手にした。1打差の2位に65と大きく伸ばした浅地洋佑(フリー)とH・W・リュー(韓国)が並んだ。

 入れれば、優勝。18番グリーン上、約1メートルのパーパットに「心臓の音が聞こえるほど緊張した」という金子が、ど真ん中から沈め、バンザイ、そして涙…。

 ドラマは終盤に待ち受けていた。2打、追いかける立場で迎えた16番パー5。「バーディーは必須」とティーショットをフェアウエーに置き、6番アイアンで205ヤード先のグリーンを狙った。ボールはカップの左8メートルのところで止まり、これを見事に沈めてイーグルを奪い、通算14アンダーで先を行く浅地に並んだ。

 続く17番パー3でもピンの右7メートルを沈めるバーディーで、単独首位に立った。18番パー4は1打目が右のバンカー。「(ボギーで)プレーオフでもいい」と、アゴ付近から手前92ヤードに刻み、そこからの3打目が「あんないいショットが出るとは」という1メートルについた。

 仲の良いプロや、母が待つグリーンで届けた初V。涙の理由を「あんなにたくさん待ってくれて」と話した金子。「早く海外で。そのためにも賞金ランク3位以内、もしくは賞金王に」と、さらに勝利を重ねていく。

 ◆金子駆大(かねこ・こうた)2002年9月4日、名古屋市出身。3歳からゴルフを始め、中学2年時には中部ジュニア優勝。20年、ルネサンス豊田高3年時にプロテストに合格した。昨年2度の2位など6度のトップ10入りを果たし、賞金ランク14位と開花。177センチ、83キロ。

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