木下稜介が亡き義父に捧げるコースレコード「お義父さんのために優勝したい」
「男子ゴルフ・関西オープン選手権・第2日」(16日、日野GC=パー70)
4アンダー、12位からスタートした木下稜介(33)=AKRacing=が1イーグル、8バーディー、2ボギーの62で回りホールアウト時点で単独首位とジャンプアップした。
出だし10番パー4でバーディーを奪うと11番パー4は残り130ヤード地点から52度のウエッジでピン奥からバックスピンで戻し、これがカップインするイーグルだ。
その後も順調にスコアを伸ばし、21年のダンロップ・スリクソン福島オープン以来となる自身最少スコア、さらにコースレコードタイスコアというラウンドになった。
「少しでも飛距離を伸ばしたくて」2月からドラコンプロの山崎泰宏に師事し始めた。ドライバーの安定感が高まったが、加えて「アプローチが一番良くなったのに驚いた」という。
ティーショットからグリーン周りまで不安なくプレーできている。
さらに月初に行われた中日クラウンズの週に「義理のお父さんが亡くなって、今週も出られる状況じゃなかったんですけど、妻に『お父さんのためにも出て』と背中を押されて」、この大会の出場を決めた。
「地元の、90回という歴史ある大会でもある。お義父さんのために、優勝したいです」と木下は決勝ラウンドを見据えた。




