西郷真央 師匠・ジャンボに感謝「報告に行きたい」1期生〝西郷どん〟恩返し 私設練習場で心技体磨いた

 笑顔でセレクションを見つめる尾崎将司 ※※ =千葉市花見川区のジャンボ尾崎ゴルフアカデミー
 最終ラウンド、18番でバーディーを奪いガッツポーズする西郷真央=カールトンウッズ・クラブ(共同)
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 「米女子ゴルフ・シェブロン選手権・最終日」(27日、カールトンウッズ・クラブ=パー72)

 西郷真央(23)=島津製作所=が、通算7アンダーで並んだ5人のプレーオフを制してメジャー初優勝を果たした。トップから出て3バーディー、5ボギーの74とスコアを落としたものの、プレーオフ1ホール目でただ一人バーディーを決めた。米ツアーも初制覇で賞金120万ドル(約1億7280万円)を獲得。日本勢はこの大会の勝利も初で、これで女子メジャー5大会全てで勝った。メジャー制覇は昨年のエビアン選手権の古江彩佳以来で5人目(6度目)となった。

 日本で見守る師匠への感謝も込めたメジャー初優勝だった。西郷は、男子の日本ツアーで最多94勝を誇る尾崎将司(78)が設立した「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」の第1期生だ。

 「自分の基礎をつくってくれたのは、ジャンボ邸での練習があってのこと。帰国したら報告に行きたい」。『西郷(せご)どん』の愛称を付けた師匠に感謝の気持ちを述べた。

 惰性でゴルフを続けていた中学生の時、今大会のプレーオフでも戦ったアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が世界で活躍する姿を見て「プロを目指したい。米ツアーで戦いたい」と決意した。上達への道を探るようになった。

 千葉・麗沢高時代の2018年から、尾崎の私設練習場で心技体を磨いた。「しっかりやり続ければ結果はついてくるという言葉を信じて、ずっと練習してきた。気持ちの面でもすごく強くなれた」と語る。勝負を決める一打の裏には、尊敬する師の言葉があった。

 昨季から米ツアーを主戦場とし、7度のトップ10入りで新人賞にも輝いた西郷。まな弟子の快挙達成のニュースを聞いた尾崎は「海外での初優勝がメジャーとは西郷らしいね。常に準備を怠らない西郷だから、いずれ勝利の報告があると思っていた。西郷どんメジャー優勝おめでとう」と賛辞を贈った。

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