片岡尚之 愛息パワーで2打差7位 生後2か月で初来場「来てくれてうれしい」 史上3人目100試合連続出場にあと1

 生後2カ月の長男を抱く片岡尚之
 13番、ティーショットを放ち打球の行方を見つめる片岡尚之(撮影・開出牧)
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 「男子ゴルフ・前澤杯 MAEZAWA CUP・第3日」(26日、MZ GOLF CLUB=パー70)

 史上3人目のツアー100試合連続出場にあと1と迫る片岡尚之(27)=フリー=が11番からの4連続を含む6バーディー、1ボギーの65で回り、トップと2打差7位に浮上した。4年ぶりのツアー2勝目を狙う。10位から出た小西たかのり(33)=フリー=が65で回り、通算14アンダーで今平周吾(32)=ロピア=と首位で並んだ。女子の菅沼菜々は2オーバーで92位、寺西飛香留は7オーバーで96位となった。

 持ち味のパットがさえた。片岡は前半に2つのバーディーを奪い、後半は11番5メートル、12番3メートル、13番15メートル、14番4メートルを沈めて4連続バーディー。特に大きくうねるラインだった13番は「ラインとタッチが完璧」と自画自賛し、「今日は本当にパターでカバーできた」と振り返った。

 宮本勝昌、宮里優作に続く100試合連続出場は、次週の中日クラウンズ(5月1日開幕)で達成となる。「来週は休みたい」とボケつつ、大会前に肩痛、アゴ痛、発熱で3回通院したことを明かし「出られるなら全部出たい。休むと暇になるから」と、連続出場の理由を語った。

 この日は生後2か月の長男が初めて来場。「ずっと寝ていたけれど、来てくれてうれしい」と父の喜びを実感した。愛息のためにも休まず試合に出続け、どんどん稼いでいかないといけない。

 10日間行われたプロアマ戦は4回参加。「初見だと難しかった」というグリーンの傾斜、強風についても、しっかりと対策できた。連続出場の起点となった、21年のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品の初優勝以降は2位が7回。「100試合目で優勝したらいい記事になりそう」と言うが“フライングV”も十分ありそうだ。

 ◆片岡 尚之(かたおか・なおゆき)1997年12月28日、北海道江別市出身。2歳でゴルフを始めた。アマチュアでは14、16、18年北海道アマ優勝、日本ジュニア15~17歳の部優勝。東北福祉大卒。19年QTランク50位に入りプロ転向。20年フジサンケイでツアーデビュー。21年プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品でツアー初優勝。家族は妻と長男。171センチ、67キロ。

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