出利葉太一郎 キャリア初のアルバトロス達成 入る瞬間見えずも「感覚は良かった」3位浮上

 12番でアルバトロスを達成し、ラウンド後にポーズをとる出利葉太一郎。通算12アンダーで3位
 ホールアウトし、キャディーと言葉を交わす出利葉太一郎
2枚

 「男子ゴルフ・東建ホームメイト・カップ・第3日」(12日、東建多度CC名古屋=パー71)

 ツアー未勝利の出利葉(いでりは)太一郎(23)=フリー=が12番パー5でアルバトロスを達成。66をマークして通算12アンダーで3位に浮上した。首位から出た生源寺龍憲(26)=フリー=は5バーディー、ノーボギーの66で回り、通算17アンダーでトップを守った。同じく66をマークした米沢蓮が3打差の2位。初日首位タイだった石川遼は20位に後退した。

 パー5(563ヤード)の12番、残り約280ヤード。出利葉が第2打で2番アイアンを振り抜くと、グリーンエッジで弾んだボールがカップに吸い込まれた。「(入る瞬間は)見えなかったけど、感覚は良かった。うれしい」と笑顔。キャリア初のアルバトロスは、詳細な記録が残る1985年以降ではツアー通算50度目の節目となった。

 昨年のドライバーの平均飛距離は307・96ヤードで、ツアー全体で3位という飛ばし屋。この日の12番も「完璧だった」というティーショットからアルバトロスにつなげた。バーディーも五つ奪い、8位から3位に順位を上げた。

 アマチュア時代は日本代表にも名を連ねた。2023年の杭州アジア大会後にプロ転向。ツアーでまだ勝利はなく、今大会は主催者推薦で出場している。昨年の日本プロ選手権を制した杉浦悠太は日大の同期で、同部屋だったという間柄だ。「尊敬しているし、学ぶことがいっぱいある。追いつけるように努力していきたい」とライバルに続く活躍を誓う。

 ◇出利葉太一郎(いでりは・たいちろう)2001年5月12日生まれ、23歳。福岡県出身。8歳からゴルフを始め中学2年時にKBCオーガスタに出場。沖学園から日大に進み、ナショナルチーム入り。23年にプロ転向。昨年はレギュラーツアー10試合に出場し、6試合で予選通過。最高位はKBCオーガスタの18位。180センチ、87キロ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス