西村優菜 充実のオフ経てシーズンイン 米ツアー開幕に向け「今年は優勝したい」 兵庫県でジュニア選手にアドバイス
プロゴルファーの西村優菜(24)=スターツ=が1日、兵庫県・花屋敷GCひろのCで行われた「日本プロキャディー協会ジュニアゴルフマネジメント講座 Supported by 西村優菜 Birdie Donation」に参加し、関西ゴルフ連盟指定強化選手7人に多くのアドバイスを送った。
同イベントは以前からジュニア育成に力を入れる西村の寄付により、一般社団法人日本プロキャディー協会の主催、住友生命保険相互会社の協力で実現したもの。
プロを目指す地元の中高生に対し、プロキャディーや西村が質疑応答に答えた他、実際のラウンドではプロキャディーが付いて、トーナメントさながらのマネジメントをジュニアに伝えた。
何度も西村とコンビを組んだことのある協会代表理事のプロキャディー・森本真祐氏は「西村プロのジュニアに対するケアは以前からすごいものがあったし、彼女の思いが伝わるイベント。こうしたありがたい取り組みを、今後も続けることで、ジュニアのうちにマネジメントなどを伝えていくことができれば」と感謝。
西村は「自分もKGU(関西ゴルフ連盟)に所属して、それが今の土台になっています」と、今回のチャリティーを“還元”と強調。質疑応答では「とにかく練習の1球1球、すべてで考えを持ってやることで、試合に生きてくる」など金言を惜しみなく伝えた。
また2日には、3年目となる米ツアーの自身初戦、ファウンダーズカップ(6日開幕)に向け渡米する。「今年は優勝したい。過去2年、達成できませんでしたから」と明確に目標を設定。昨年、少し苦しんだショットに関してはタイで行った合宿により「充実したオフとなりました。(シーズンが)楽しみ」と、いい形で開幕を迎えられそう。
日本人選手13名という過去最多のツアー参加者となるが「自分も頑張らなきゃ、という気持ちになる。食らいついていきたいですね」と歓迎していた。