中島啓太が日本勢最上位の3位 トップに2打及ばず「本当に悔しい」も今季賞金1億突破で首位返り咲き

 「男子ゴルフ・シンハンドンヘ・オープン・最終日」(10日、クラブ72オーシャンC=パー72)

 9位で出た中島啓太が1イーグル、6バーディー、2ボギーの66でスコアを六つ伸ばし、通算17アンダーで日本勢最上位の3位タイに入った。賞金724万4160円を獲得して今季賞金を1億65万4179円とし、金谷拓実を抜いてランキング1位に返り咲いた。

 高君宅(韓国)が通算19アンダーで並んだパチャラ・コンワットマイ(タイ)とのプレーオフを制し優勝。3位は中島とアンソニー・クウェイル(オーストラリア)、リチャード・リー(カナダ)。

 中島は前半の5番パー5でイーグルを奪うなどスコアを二つ伸ばしてハーフターン。後半は4バーディー、ボギーなしで17アンダーまで伸ばし「(2日目からの)3日間、このスコアで回れたのは、なかなか日本でもなかったのでよかった。特にきょうは後半に伸ばせてよかった」と振り返った。

 「終盤は難しいバーディーパットもパーパットも全部入ってくれた」と言うように、後半の14番パー4は4メートル、15番パー4は3メートルを沈めた。最終的には2打差まで追い上げただけに「(71だった)初日の出遅れさえなければ優勝も狙えていたかもしれないので、本当に悔しい」と話した。

 ただ今大会3位タイで、今季獲得賞金は1億の大台を突破。前週のフジサンケイクラシックで優勝した金谷に明け渡した賞金ランキング首位の座を、すぐに奪い返した。「初日に出遅れた分、残りの3日間で最低限のことはできた。来週(ANAオープン)自分は出ないが、しっかりトレーニングして、パナソニックオープンからしっかりプレーできるようにしたい」とシーズン後半戦を見据えた。

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