現役早大生・中野麟太朗 首位と1打差2位発進 19歳“和製ラーム”が7人目アマVへ快進撃

 17番のティーショットを放つ中野麟太朗
 3アンダーで2位につけたアマチュアの中野麟太朗
2枚

 「男子ゴルフ・フジサンケイ・クラシック・第1日」(31日、富士桜CC=パー70)

 アマチュアの中野麟太朗(19)=早大2年=が4バーディー、1ボギーの67でラウンドし、3アンダーで首位と1打差の2位につけた。昨年、プロ転向前に2勝を挙げた蟬川泰果に続く、1973年のツアー制施行後7人目のアマVへ好発進。ツアー未勝利の竹安俊也が66をマークし、4アンダーで単独首位に立った。2位は中野や中島啓太ら5人、首位と2打差7位に石川遼ら7人が並んだ。昨年覇者の大西魁斗は3オーバーの59位と出遅れた。

 19歳の“和製ラーム”が朝一番のインスタートから突っ走った。中野は15番パー4で10メートルを沈めてバーディーが先行。後半の1番パー4をボギーとしたが、6番からの3連続バーディーでスコアを伸ばした。

 「ほとんどミスがなかったゴルフ。こういうプレーをレギュラーツアーで自分ができるということは成長したなと思う」。1打差2位の好発進を落ち着いた口調で振り返った。

 6月の日本アマチュア選手権を制し、今月の日本学生選手権も2位。今年4月のマスターズ・トーナメントを制したジョン・ラーム(スペイン)に似た小さなトップから「キャリーでだいたい300ヤード」という豪快なショットを繰り出す。

 明大中野高2年の冬に関東アマ優勝など急成長。左手首の関節が親指方向に曲がりにくい体質が悩みだったものの、この頃から師事する坂詰和久コーチに「コックできない人もいる。自分に合ったスイングをすればいい」と指導され開花した。

 スポーツ科学を学びたいと受験勉強に取り組み、AO入試を突破して早大スポーツ科学部に進んだ。2年生からトレーナーコースを専攻し「友達の力を借りて何とか理解して、テストも本当に徹夜するぐらいの勢いで頑張って」と文武両道を継続する。

 プロのツアーは5試合目だが、過去4戦は予選落ち。「明日からも気負わず、一打一打、コースと戦っていこうと思う」。冷静な言葉とは裏腹に、初の決勝ラウンド進出のみならず、一気にアマ優勝も狙えそうな勢いだ。

 ◆中野麟太朗(なかの・りんたろう)2003年11月11日、台湾生まれの東京育ち。父のゴルフ漫画を読んで興味を持ち、8歳から競技に取り組む。明大中野中・高から早大。高校2年冬の21年に関東アマ優勝。高3の同年夏に全国高校選手権を制した。大学2年の今年は日本アマチュア選手権V。家族は父・恵太さん(52)と台湾出身の母・キャロルさん(50)。名前の由来は中国の想像上の動物、麒麟から一文字と、日本らしい太朗から。185センチ、90キロ。

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