中島啓太 初代王者に「光栄」 出身校・日体大のある舞台での頂点に「第二の故郷。うれしい」

 「男子ゴルフ・横浜ミナトチャンピオンシップ・最終日」(6日、横浜CC=パー71)

 2位から出た中島啓太(23)=フリー=が6バーディー、1ボギーの66をマークし、通算13アンダーで今季2勝目を挙げた。2021年のアマチュア優勝を含めて通算3勝目を挙げ、賞金ランクでトップに立った。1打差の2位は蟬川泰果で、初日から首位を走った稲森佑貴は5位となった。

 新規大会にふさわしい若い王者が誕生した。スケールの大きなゴルフと落ち着いたプレーで逆転制覇。中島は「第1回大会の優勝は光栄」と言い、出身校・日体大の校舎がある横浜で頂点に立ち「第二の故郷。うれしい」と喜んだ。

 2打差の首位稲森を1番でつかまえた。第1打で80ヤード近くも引き離し、1メートルのバーディーパットを決めるとボギーの稲森と並んだ。雨で3時間22分も中断した後、2番もバーディーで「流れが僕に来る」と読んだという。5番でボギーをたたいた後は四つスコアを伸ばして逃げ切った。

 「一打一打に集中するのではなく、自分を客観的に見てプレーした」と、自らを制御できたことを勝因に挙げた。7月の全英オープン選手権で予選落ちし「悔しさをぶつけた」ことも明かした。

 課題のパットを前日に修正した。1打差リードの18番は、15メートルから30センチに寄せてパーパットを沈めると右手でガッツポーズ。今季賞金ランキングでトップに立ったが「志を高く持って」と今後を見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス