遼の弟・石川航 8位好発進「予選通過できるように」 体重10キロ増で飛距離アップ
「男子ゴルフ・横浜ミナトチャンピオンシップ・第1日」(3日、横浜CC=パー71)
石川遼の弟・航(23)=フリー=が5バーディー、2ボギーの68で回り、首位と3打差の3アンダーで同級生の河本力らと並び8位と好発進した。兄の遼は2オーバーの80位と出遅れた。65をマークした高山忠洋と稲森佑貴が6アンダーで首位。5アンダーの3位に小浦和也と遠藤健太。4アンダーの5位は小斉平優和、勝俣陵、松本将汰の3選手。平田憲聖は2アンダーの12位。蟬川泰果はイーブンパーの42位。
石川航が「一番よかった」と胸を張ったのは、504ヤードの長い16番パー4でのバーディーだ。1打目に3番ユーティリティーを選択。両サイドのブッシュに入れば大たたきの危険性があるホールで方向性重視のクラブを持って距離を稼ぎ、第2打は8番アイアンで1・5メートルにつけた。
昨春の大学卒業後は体作りに時間を割き、1日1時間、週3~4日のトレーニングで体重は2年前から10キロ増の76キロに。10~15ヤードほど伸びて平均300ヤードになった飛距離を生かしたマネジメントだ。
遼の弟として注目されてきたが「お兄ちゃんのことを見て尊敬していたが、最近は僕と同年代の選手がツアーを引っ張っている。すごく尊敬している」。日体大で同期の河本、1学年後輩の中島啓太らの活躍が刺激だ。
その河本と並ぶ8位は初日の自己最高順位。「やっぱり4日間で勝負しなきゃいけない。予選通過できるように、今日と一緒でコース外にボールが出ないように意識したい」と2日目へ気を引き締めた。


