鈴木晃祐が2位浮上でツアー初Vチャンス 圧巻9バーディーに同組同世代・中島啓太も「バーディーマシン」

 ギャラリーが見守る1番でドライバーを強振、バーディーにつなげた鈴木
 長いヒースのコースでスコアを競った鈴木(左)と中島
 1番で左に曲げたがパーを守った中島啓太
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 「男子ゴルフ・ミズノ・オープン・第2日」(26日、JFE瀬戸内海GC=パー72)

 首位と5打差の9位から出た鈴木晃祐(22)=フリー=が9バーディー、2ボギーの65をマーク。首位と3打差の2位に浮上した。

 Abemaツアーで2連勝中の勢いは本物か。小学生時代から関東地区で優勝を争った同じ22歳の中島啓太と憧れの石川遼と同組でラウンド。イン発進の14番パー3で、昇り8メートルのバーディーパットを沈めると、15番でもスコアを一つ伸ばした。

 神がかったショットを見せたのは16番パー3。4番アイアンを握って放ったティーショットはホールインワン寸前のベタピン。3連続バーディーを奪うなど、圧巻のバーディーラッシュを展開。中島に「バーディーマシン」と言わせると、「そう言ってもらえるとうれしい」と照れ笑いした。

 東北福祉大出身で同級生には蟬川泰果もいる。「(中島)啓太も小さい頃から知ってるし、大学時代は蟬川がツアー2勝してっていう感じだったので、刺激になることばかり。追いつこう、追いつこうっていう日々が多かった」とライバルを追いかけてきた。

 「だいぶ近づいてきたかなとは思ってますけど、まだまだ彼らは隙がない」。昨オフはショットの精度や飛距離に課題を感じ、食事量の増加とトレーニングで8キロの増量に成功。鍛錬を積み重ねて、ようやくライバル達に並ぶレギュラーツアー初優勝へのチャンスが近づいてきた。

 「明日もやることをやる。それで優勝できたらめちゃくちゃうれしいし、負けたとしても今後があると思ってまだまだ自分の実力がないと思うだけ」。2000年度生まれ3人目の優勝へ力を込めた。

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