稲見萌寧 笑顔の2位タイ「目標クリア」 首位と3打差も手応え「悪い感覚ではない」

 「女子ゴルフ・ダイキン・オーキッド・レディース・最終日」(5日、琉球GC=パー72)

 4位から出た稲見萌寧(23)=Rakuten=が3バーディー、1ボギーの70で通算7アンダーに伸ばし、今季開幕戦を上田桃子とともに3打差2位で終えた。首位で出た申ジエ(34)=韓国=が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算10アンダーで逃げ切って優勝。日本ツアー会員として2年ぶり27勝目、米ツアーを兼ねたものなどを含めると日本で29勝目を挙げた。昨季年間女王の山下美夢有は24位。新人の荒川怜郁は31位だった。

 首位と3打差の2位。稲見は優勝に届かなかった悔しさよりも、充実感が上回った。「開幕戦で2位タイは初めて。トップ10が目標だったのでクリアできてよかった」。2021年の7位、昨年の10位を上回る1年のスタートに笑顔を見せた。

 2、5番のバーディーで差を詰め、中盤以降は申ジエを2差で追う展開。ただ実際は「前半からいっぱいいっぱいだった」。

 オフにスイングをフラットな軌道に大改造して迎えた今大会。ショットは「4日間、徐々に荒れた」と苦笑いし、「とりあえずアプローチを頑張った。しんどかった」一日になった。ただ、スイング自体は「めちゃめちゃ悪い感覚ではない」と手応えがあるからこそ表情は暗くない。

 昨季終盤に遠征先の松山で出会ったトレーナーを、千葉の拠点に週4日間も招いて体を作り直したオフでもあった。20-21年シーズン賞金女王の昨季初勝利は6月だったが、今季はかなり早まりそうな気配だ。

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