石川遼が2位キープ 今季初1万人超の大ギャラリー「ぐっと来るものあった」

 「男子ゴルフ・三井住友VISA太平洋マスターズ・第3日」(12日、太平洋クラブ御殿場=パー70)

 男女を通じて今季初となる1万人超えの大観衆の中、石川遼(31)=カシオ=が通算7アンダーで前日からの2位を維持した。アマチュアとして9月から2勝し、プロ初勝利を目指すスーパールーキーの蟬川泰果が、3打差をつけて首位に立った。最終日はこの2人に賞金王を目指す星野陸也を交えた3人が、最終組で直接対決する。

 早朝から続々と観客が詰めかけ、第1組スタート1時間以上前の午前8時には、練習場の見学エリアも入場ストップ。その異常人気に、ツアーの“顔”が燃えた。パー5の3番で、グリーンエッジから10メートル以上のイーグルトライ。パターで転がしたボールはカップを1周して縁に飛び出たが、石川はギャラリーを喜ばせたことがうれしそうだった。

 「1万人の人たちに来てもらって感動した。ぐっと来るものがあった。プレーを後押ししてくれた」

 この日は4バーディー、3ボギーの69。18番パー5では多くの選手がドライバーを持つ中、3番ユーティリティーを2度つないで2オンに成功し、バーディー。「ドライバーで攻めて次を8番アイアンでというシナリオもあるが、ドライバーだと狭い所に打っていかないといけない。今はその精度がないと思ったから」と話した。

 最終日最終組で蟬川と回る。「僕がガンガンいっても彼のガンガンにはかなわない」と話す一方、「もし18番を迎えて2打差だったら(イーグルを狙って)第1打にドライバーもある。どこに打つべきかは分かっている」。ツアーを引っ張ってきたスター選手と、これからのツアーを引っ張っていこうとする新鋭の優勝をかけた激突は、今季最大の見せ場となる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス