鈴木愛 なにわ男子支えに首位タイ発進 推しメン高橋恭平にゾッコン「結婚したい」
「日米女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・第1日」(3日、瀬田GC北C=パー72)
鈴木愛(28)=セールスフォース=が7バディー、ボギーなしの65でラウンドし、7アンダーで上田桃子と並んで首位に立った。昨年7月の資生堂レディースでのツアー17勝目を最後に勝利がない鈴木の心の支えは人気グループ・なにわ男子。不振を乗り越え、自身への“ハッピーサプライズ”な優勝を目指す。1打差3位に古江彩佳と小祝さくらがつけた。畑岡奈紗は2オーバーの64位、渋野日向子は3オーバーの71位と出遅れた。
3年前の覇者が強さを発揮した。4番パー4で2・5メートルを決めて一つ目のバーディーを奪った鈴木は、6番パー4で10メートルを沈めるなどショットもパットも絶好調。計7バーディーを奪い「パーは全部惜しかった。10アンダーくらい余裕で出せてた」と言ってのけた。
序盤はティーショットが荒れたが「インパクトで腰が逃げてた。4番ホールで開いてるなと気づいて修正できた」。その後はフェアウエーを外さず、スコアを伸ばし続けた。
修正点に気づけたことには意味がある。今季、かつて師事した南秀樹コーチに7年ぶりに指導を仰いだ。スイングは改善できたが「なにしろ結果が出ないと意味がない」と9月末に契約を解消。初心の自分に返って最終盤戦に臨んでいる。
パッティングも前日、メーカー担当者から「フォローが出ていない」と指摘され、動画を撮影して確認。最近は手前で切れて入らなかったスライスラインがこの日は決まり「切れずにタッチも合うようになった。言うことを聞いてよかった」と笑顔で振り返った。
結果を出せずに沈んでいた心の支えは、人気グループ「なにわ男子」。今年も2度、コンサートに足を運び、グッズ収集にも余念がない。推しは「高橋恭平くん。いつもクールで笑ったときのクシャッとなる顔のギャップ。結婚したい」というほどゾッコンだ。
16日発売の新曲「ハッピーサプライズ」を心待ちにし「自分自身も今週が“ハッピーサプライズ”になれば。一緒に羽ばたければな」。残り3日間も鈴木に幸あれ。