比嘉一貴 5打差逆転で今季3勝目 「海外挑戦できれば」米PGAツアー出場予選会エントリー

 「男子ゴルフ・シンハンドンヘ・オープン・最終日」(11日、KOMACC=パー71)

 首位と5打差の5位から出た比嘉一貴(27)=フリー=が7バーディー、1ボギーの65で回り、通算20アンダーとして逆転で今季3勝目、通算5勝目を挙げた。今回の優勝でアジアンツアーと韓国ツアーのシード権を獲得。今年の米PGAツアー出場予選会(Qスクール)の出場エントリーを済ませたことを明らかにした。2週前にツアー初優勝した河本力は通算17アンダーで5位だった。

 5打差をひっくり返した比嘉は「厳しいと思ったが、後半にリーダーズボードを見てトップとの差が縮まっていることが分かってスイッチが入ったというか、よりアグレッシブにできるようになった」と振り返った。

 逆転には、できれば10打、最低でも8打は伸ばす必要があると思っていた。この日に伸ばしたのは6打だったが、2位に3打差をつけてスタートしたティラワット(タイ)がアルバトロスありダブルボギーありの荒れた内容でスコアを伸ばせなかったこともあり、優勝圏内へ。17、18番の連続バーディーで単独首位に立ち、逃げ切った。

 今回の優勝で韓国ツアーは来季から5年間、アジアンツアーは来季から2年間の出場資格を得た。2019年にアジアンツアーの下部ツアーに参戦するなど海外志向は強く「アジアンツアーの上位は欧州ツアーに出場できるし、そうなれば米PGAツアーへの道も開ける。レベルアップのチャンスはある」と喜んだ。

 以前から、今年の米PGAツアーのQスクール出場を検討。現在も出場するかどうか迷っているが、「エントリーはしている。前向きに海外挑戦できればと思っている」と少しずつ頭の中での整理は進んでいるようだ。

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