日本ゴルフツアー機構（ＪＧＴＯ）は８日、男子ツアー大会の「平和ＰＧＭ選手権」を今年１０月２７～３０日に茨城県小美玉市のＰＧＭ石岡ＧＣで開催すると発表した。主催は株式会社平和、パシフィックゴルフマネージメント株式会社で、賞金総額は１億５０００万円。同大会は２０１３年から１９年まで行われていたが、２０年に新型コロナウイルスの感染拡大などを理由に開催を断念していた。今回が３年ぶりの復活。また、ＰＧＭ石岡ＧＣでは今季、４月にＩＳＰＳハンダ欧州・日本トーナメントが行われており、１シーズンに一つのゴルフ場で２大会が開催されるのは男子ツアーでは初めて。

　パシフィックゴルフマネージメント株式会社の田中耕太郎社長は会見で、シーズン中、しかも開催まで残り３カ月を切った段階での異例の発表となった理由を説明。コロナ禍においてゴルフが感染リスクの少ないスポーツだと見直され、若年層や女性のゴルフ場利用者が増加していることを挙げながら「ゴルフブームを一過性のものに終わらせないために。スポーツビジネスの活性化はプロが盛り上がってこそ」などと話した。