松山英樹「うまくいかない」通算6オーバー55位 3日連続72と巻き返せず
「米男子ゴルフ・全米プロ選手権・第3日」(21日、サザンヒルズCC=パー70)
松山英樹(30)=LEXUS=は3日連続で72と苦しみ、通算6オーバーで55位だった。星野陸也は69で回り、通算3オーバーにして36位に浮上。ツアー未勝利の27歳、ミト・ペレイラ(チリ)が通算9アンダーで首位に立った。昨年2月の交通事故による右脚故障を押してプレーしたタイガー・ウッズ(米国)は79と崩れ、その後棄権を申し出た。
悪天候の影響でスタートが遅れ、寒さにも見舞われた中、松山のショットは安定しなかった。3日連続の72と巻き返せず「こんなに寒くなることは体験している。びっくりすることはなかったけど、ゴルフがうまくいかない」と肩を落とした。
フェアウエーキープ率は50%と、ティーショットに苦しんだ。バンカーに打ち込んだ1番は、約14メートルのバーディーパットを沈めたが、その後も左右に曲がり、安定感を欠いた。前半にパーを拾い続けた後「落とし穴があった」と表現した後半に崩れた。
痛恨は12番パー4。第1打がバンカーに入り、2打目は池につかまってダブルボギー。13番のバーディーの後は3連続ボギーと乱れた。「うまくいくように何かを探しているんだけど…。そうそう良くなる気配がない」と歯切れが悪かった。