松山英樹 64位ギリギリ予選通過 スコア伸ばせずぼやき節「修正しようがない」

 「米男子ゴルフ・全米プロ選手権・第2日」(20日、サザンヒルズCC=パー70)

 メジャー2勝目が懸かる松山英樹(30)=LEXUS=は2バーディー、4ボギーで連日の72。通算4オーバーで、星野陸也と並び、64位でぎりぎり決勝に進んだ。他の日本勢4人は予選落ちした。首位は通算9アンダーに伸ばしたウィル・ザラトリス(米国)。タイガー・ウッズ(同)は53位で決勝行きを決めたが、4月のマスターズ王者で世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(同)は予選落ちした。

 前日は「いいショットもいいパットも1回もなかった」と語っていた松山。第2ラウンドも「ともに1回ずつしかなかった」と歯切れのいい言葉は聞かれなかった。瀬戸際まで追い込まれての予選通過。「この結果になっても仕方ないという感じですね」と意気消沈した。

 1番でいきなり第1打を曲げてボギースタート。3番でベタピンにつけ、5番もバーディーにしたが、その後はスコアを伸ばせず。6番パー3で寄せが決まらずボギーとし、その後も終始下を向いて歩いた。

 朝の練習場では調子が戻っている兆しはあったという。だが本番になるとショットに切れがなくなり「連続してミスを続けている。修正しようがない」とぼやいた。「(最終日に10打伸ばした)先週から比べたら、こんなに落ちるんだという感じ。残り2日間でどこまで上げられるか。それに向けて、しっかり準備したい」と声を絞り出した。

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