「女子ゴルフ・ＱＴファイナルステージ・第３日」（２日、葛城ＧＣ宇刈Ｃ＝パー７２）

　８年ぶり国内ツアー本格復帰を目指す横峯さくら（３５）＝エプソン＝が２バーディー、３ボギーの７３と伸ばせず、通算３オーバーで３５位から４２位に順位を下げた。

　アウトから出て２番と８番でボギーが先行。折り返しの１０番、さらに１７番と二つのパー５でバーディーを奪ったが、最終１８番をボギーとして７３。「ボギースタートから入ってしまい、流れをつくれなかった。チャンスもあったけど、それも決め切らずという感じでした」ともどかしかった一日を振り返った。

　来季前半戦の優先出場権を得るには３０位程度までに入る必要がある。初日は６８で５位と好発進。強風の前日は７８をたたき、ボーダー付近まで後退。「今日はアンダーで回らないと厳しいと思いながら１オーバーだった。パッティングがラインに乗っているのに打ち切れていない」と反省した。

　この日はさらに４２位まで落とし、「あと一日やるしかない。しっかりアンダーで回ったら通るはずなので頑張りたい。明日はアンダーがマスト」と表情を引き締めた。

　黄アルムと下川めぐみが通算７アンダーで首位に並ぶ。２打差の３位に新垣比菜と大出瑞月。さらに１打差の５位に福田真未、木下彩、石川明日香、西木裕紀子の４人が続く。ツアー通算１３勝の成田美寿々は７８をたたき、通算９オーバーで４４位から７７位と大きく順位を下げた。