稲見萌寧、虫刺されで棄権 左腕に腫れ「何か重い」
「女子ゴルフ・ゴルフ5レディース・第1日」(3日、ゴルフ5カントリー四日市C=パー72)
東京五輪銀メダリストで賞金ランキング2位の稲見萌寧(22)=都築電気=が左腕痛のため、9ホール終了後に棄権した。6アンダー66をマークした大里桃子が単独首位。1打差の2位に脇元華、野沢真央、篠原まりあが並び、さらに1打差の5位にはルーキーの桑木志帆、松田鈴英、新垣比菜、植竹希望ら10人が続く大混戦となっている。
2週連続優勝は思わぬ敵に阻まれた。前半9ホール終了後、1アンダーで上位を狙える位置につけていた稲見が棄権を申し出た。6番ホールで左腕を虫に刺されたことによる腫れが原因だった。
「ブヨかアブか分からないけど、何かに刺された」という。「めっちゃ血が出て。抜いたけどめっちゃ腫れ始めて。熱も持っていて重たい感じになって。痛いとかはないけど、何か重いなという感じ」と症状を説明した。
前週は右足裏のうおのめの激痛に耐えながら逆転優勝。今週は靴を替えて臨んだが、別のアクシデントに見舞われた。「体調自体は悪いわけではないけど抜群ではなく、うまくいかないなと思ってやっていた。疲れもあるし」と大事を取り、19年日本女子オープン以来の棄権を決断した。
次週は日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(9~12日、茨城・静ヒルズ)を控える。「小学生の時に静ヒルズは行ったことがあるけど、難しいイメージがあるのでショットとかで調整したい」。気持ちを切り替え、体調を整えて目標の国内メジャー初制覇に挑む。





