勝みなみ 2年ぶりVへ闘志みなぎる!阪神・佐藤輝3発「力もらった」69で2位浮上

 「女子ゴルフ・リゾートトラストレディース・第3日」(29日、セントクリークGC=パー72)

 6位から出た黄金世代の代表選手・勝みなみ(22)=明治安田生命=が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算8アンダーで2位へ浮上。最終日は首位との1打差逆転で2019年中京テレビ・ブリヂストン・レディース以来の5勝目を目指す。工藤遥加が通算9アンダーで単独トップを守り、新垣比菜が通算8アンダーで2位に並んだ。

 黄金世代の旗手がリーダーズボードを駆け上がった。勝は2メートルを沈めた2番を皮切りに6個のバーディーを量産。前日の6位から2位へ順位を上げ「本当に久しぶりの上位で最終日を迎えられる。すごくうれしい」と底抜けの笑顔を見せた。

 快進撃はショットでの“気づき”にあった。ショットの不調から前々週まで4試合連続で決勝へ進めず(棄権1)に苦しんだが「今週の練習中にダウンでクラブヘッドを外から回してくるようにしたらフィーリングがよくなった。一番は右へ飛び出すミスがなくなったこと」と安定感を取り戻した。

 熱狂的ファンを自認する阪神の快進撃から力をもらった。前夜の西武戦は、たまたま九回表だけをテレビ観戦。阪神は5-7の劣勢を追いつくと“怪物”佐藤輝明のこの試合3本目となる13号決勝アーチで痛快な逆転勝ちを収めた。

 「先週『テルアキ』と呼んでいると言ったら反響が大きかったのでそれは控えます」としながら「最高すぎて早く寝たいのに寝られなかった。本当に阪神に力をもらっている。私もそういう存在になりたいなと思った」

 今週キャディーを務める母・久美さんの存在も大きい。ミスの後やピンチを迎えた時に自然な形で頼れる一番の“相棒”で「いつも大丈夫だよと慰めてくれる。お母さんがいるからこそ私はゴルフができてると思う」と感謝した。

 最終日は首位との1打差を追う展開。次戦は全米女子オープン出場を予定しており、大舞台で結果を残すための仕上げの意味もある。「全米があるので明日は遠くからクラブを回してくる感覚を体に染みこませながら、優勝を目指したい」と今季初、通算5勝目を見据えた。

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