鈴木愛 “断髪効果”で復活Vへ「ロングヘアが似合わない」とバッサリ

18番、バーディパットを決め笑顔の鈴木愛=茨城GC(撮影・開出牧)
18番、セカンドショットを放つ鈴木愛=茨城GC(撮影・開出牧)
15番、バーディパットを沈めガッツポーズを決める鈴木愛=茨城GC(撮影・開出牧)
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 「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第2日」(7日、茨城GC東C=パー72)

 3アンダーの5位から出た鈴木愛(26)=セールスフォース=が、6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーまでスコアを伸ばした。

 「昨日は2~3ホールでティーショットがよくなかったけど、今日はほとんどノーミスでいけた。セカンドもピンの位置によってはセーフティーに真ん中に打ったりと、押し引きがうまくできた」と納得の表情を見せた。

 同組でラウンドした上田桃子が大会コース記録の65をマーク。「相乗効果ではないですけど、自分も頑張ろうとすごく思えた。桃子さんがバンバンバンと伸ばしていたので、自分も置いていかれないように頑張ろうと、ついていく感じですごくよかった」と話した。

 ツアー通算13勝で17年、19年の賞金女王が苦しんでいる。年間7勝を挙げた19年の伊藤園レディースを最後に優勝から遠ざかる。2季連続3度目の賞金女王へ、5勝を目標に掲げた今年は3月のTポイント×ENEOSでの2位が最高。トップ10入りもこの一度だけとなかなか不振から脱却できない。

 「プロになってからトントン拍子でうまくいっていたので、こういう時期もあると思う」と冷静に自己分析。「今の若い子も何年後かにはこういう状況になると思う。自分だけではなく、いろんな選手に波はある。あまり気負いすぎずにできたらいい」。以前は結果ばかりを追い求めていたが「あまり先のことを考えず、淡々とできている」と精神面に変化が生じた。

 3週間前には長かった髪をバッサリ切った。「映像で見ていたら、ロングヘアが似合わないなと思った。悪い流れを断ち切るという意味でもよかったと思う」と笑顔を見せた。

 先週からメーカーの担当者の指摘でヘッド内のバランスを調整してもらったドライバーを使用。捕まり過ぎて左にいく傾向があったが「かなり方向がよくなった。安定して真っすぐいくようになった」と復調気配を支えている。

 「最終日にいい位置で回れるように、明日また一日頑張りたい」。今大会最終日の9日は27歳の誕生日。「母の日でもあるので、恩返しできたらいい。最近は本当に情けない成績ばかりなので、やっぱり結果で返せたらいいし、最高の誕生日にできたら」と復活Vを見据えた。

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