小祝さくら“魔の17番”痛恨の5パットに「記憶にない…多分、初かも」

 10番、ティーショットを放つ小祝さくら(撮影・開出牧)
 18番、ティーショットを放つ小祝さくら(撮影・開出牧)
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 「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第1日」(6日、茨城GC東C=パー72)

 小祝さくらにとっては“魔の17番”だった。インスタートから2バーディー、2ボギーのイーブンで迎えた160ヤードのパー3。ピン右7メートルに1オンしながら、まさかの5パットでトリプルボギーをたたいた。

 ファーストパットを2メートルオーバーし、下りの返しも2メートルオーバー。「真っすぐどうやって打ったらいいのか分からなくなってしまって、短いのも入らなくなった」とメジャー仕様の高速グリーンに苦しみ、精神的にも追い込まれた。

 3パット目もまた1メートルオーバーと行ったり来たりを繰り返し、5パット目でカップイン。「やっと2メートルぐらいのが入ってくれました。長かったです」と苦笑い。「今まであまり記憶にないです…多分、初かもしれないです」と大乱調を振り返った。

 悪い流れは簡単に断ち切れない。続く18番パー5のティーショットも左にOBを打ち込み、ダブルボギー。前半インは最後の2ホールだけで5オーバーと崩れてしまった。後半アウトは3番、5番、6番とバーディーラッシュで巻き返しに転じたが、7番パー4で1メートルぐらいを外してボギーとした。

 現在賞金ランキング1位で安定したプレーを続けてきたが「パターは今年ずっとひどい」という。「本当にパッティングがすごく入ったというのはないぐらい。今年はずっとパター、パターと言っているんですけど」と首をひねった。

 最終的に3オーバーまで戻したが、初日85位と大きく出遅れた。昨年8月のNEC軽井沢72以来、22試合ぶりとなる予選落ちのピンチだが「また明日頑張ります」と気持ちの切り替えに努めていた。

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