「米女子ゴルフ・ＡＮＡインスピレーション・第１日」（１日、ミッションヒルズＣＣ＝パー７２）

　笹生優花（１９）＝ＩＣＴＳＩ＝が６９をマークし、日本勢最上位の８位と好スタートを切った。パティ・タバタナキット（タイ）が６６で単独首位に立っている。

　笹生が４バーディー、１ボギーの６９で首位と３打差８位の好位置につけた。「結構、緊張していた」との言葉とは裏腹に持ち味を出した。計測ホールの平均飛距離は上位の２８８ヤード。グリーン上でもさえ、初めて挑む大会の第一歩を軽快に踏み出した。

　前半最終１８番パー５は残り２００ヤードの２打目でグリーンを捉えた。５メートルほどのイーグルパットこそ外したが、三つ目のバーディー。２番パー５も２オン２パットで伸ばした。リーダーボードは「今見る必要はない」とスイングに集中した。

　「どこにいても、自分はゴルフができればうれしい」と異国での挑戦に気後れはない。目標は「世界一」と公言する１９歳の大器。「初日はいいスコアで終われただけ。すごく良かったとは思いたくない」と本気でメジャータイトルを狙う。